自分の学力は、どのくらいなのだろうか。
他の人たちと比べると、どうなのか。
それを知るために、同じ年代の人たちと、同じ問題を解いて、点数を出し、その平均点を出します。
平均点。
平均点が存在し、それよりも上の人と、下の人が必ずいる。
平均点よりも点数が下の人が、頑張って勉強して、平均点よりも上に行こうとする。
もし、平均点よりも下の人が全員頑張って勉強したら、平均点よりも上に全員がなるかというと、そうはならない。
平均点よりも下の人が、また別途生まれる。
必ず、平均点よりも下の人が居て、「あぁ、自分は平均より下なんだな」と思って生活をする訳です。平均点よりも下、と聞いて喜ぶ人は居ないと思うので、半分の人は、ちょっと悲しんでいる、ということですね。。。
それがありなのか、なしなのか。良くわからなくなってきました。
競争が悪いとは言わないけれど。
大きなことを見失ってないかしら???なんて思ってしまうのでした。
平均点より下の人も、生きていく上では、とても大切な人です。
その人たちがいるから、「平均点より上」と言う立ち位置をもらえる訳です。
みんな同じぐらいの学力になったら、嬉しいけれど。。。
みんな勉強も運動もできる世の中だったら、どうなるのだろう。。。
勉強が楽しい、と思える人が増えるのは大賛成!
運動が楽しい、と思える人が増えるのも大賛成!
でも、他の誰かよりも出来ることに大きな価値をおく社会になっていくのは、ちょっと心配です。
子供の受験対策が年々若齢化しているそうです。
英語の教育もスタートが早くなりました。
のびのびと子供を育てる、と言う感覚はナンセンスになってきているようにも思えます。
。。。でも本当に出来るお子様って、のびのび育てられた子なんじゃないかと思っている嘉本なのでした。
バレエのコンクールも、若齢化に多様化しています。そこにお金が集まるから、なんです。塾も同じ状況なのかな、と思いました。子供の教育のためなら惜しみなくお金を出す保護者の方が増えている(少子化=兄弟が居ないからお金をかけることが出来る)のかもしれません。また、ある程度キャリアを積んでから子供を持つ親が増えたので、教育にかけるお金のスプールがあるのかもしれません。
さて、それが本当に正しいことなのか、誰もわからなくて猪突猛進しているような気もしました。
そのつけが将来来ることがないように、大人がしっかりしなくては、と思うのでした。
こんなことを考える時に思うのは、「ドラえもん」です。みんな癖があって、ダメダメな人たちなんだけど、そこにストーリーが生まれます。人間ってそれで良い気がします。どうでしょう。。。
教育が、本当にこれであっているのかなんて、誰にもわからない問題です。未来を託せる子供たちが、健やかに楽しそうな笑顔で毎日を過ごしてほしいです。他人を気にして、いつも周りを気にしている、ストレスだらけ(小学生のみんなに聞くと、「ストレスだらけー」と一斉に口を開きます)で良いのだろうか。。。
昭和の時代の子供たちは貧しかったけど、屈託のない、爽やかで、心から笑っている子供たちがいっぱい居た、と思う(写真を見ただけの感想です)けど、どうだろう。ご年配の方々の意見も、今は大切のように思いました。
レッスンは楽しくやりたいな、と思いつつ、気がつくと雷を落としていたりする時もあります。もっともっとエネルギッシュに解放的に踊っても良さそうなのに、と歯痒くてついゲキを飛ばしてしまうのでした。でも、みんなもストレスだらけなのかもしれません。
悩みは続く。。。(「悩みは続く」は、シリーズ化しそうです。。。)
今日も読んで頂きありがとうございました。
今日も好き1日を!