20周年記念の発表会が開催できた2023年。
20年、という月日は大袈裟でもなんでもなく、本当にあっという間でした。
大変なこともあったけれど、でもやっぱり大変だったことは記憶が薄れ、今こうして元気にスタジオに立たせていただける感謝の気持ちしかありません。
どのお教室も、どんな自営業も、「自分」を抑えることの連続かと思います。ここで「自分」を出してしまったら、何もかもが終わってしまう。自分の我欲は心の奥底にしまい、まずは誰かのために振る舞う。「我慢」「忍耐」が必須であると思います。
しかし「我慢」をすることは、自分のためであるのでした。人の役に立つことの第一歩は、自分を抑えられるかにかかっていると思います。その仕組みがわかると、自ずと選択するべき道が見えます。そして、我慢を続けられる人が、世の中で大きな仕事を任されていくのだと思っています。
その立場に立っていると、不意にどなたかから「ありがとう」と言ってもらえ、その温かい気持ちに、自分の心の奥底からの満足を得ることができます。そのありがたさに、また頭が下がるような思いの連続。
そして、自分が思っても見なかったところから、ご褒美のような、神様からのギフトを頂くことも。それは突然に。
2023年の終わりに素敵な音楽に出会うことができました。角野隼斗さんの音楽。
毎日毎日聴いていますが、神様からのギフト、と思っています。
昨日、ライブ配信がありました。運よく聞くことができました。
まだしばらくはアーカイブが残っているようなので、皆様もよかったら!!!
くるみ割り人形から「金平糖の精」と「花のワルツ」(9:42ごろ)
今年、私たちがトライしたのが、全幕古典バレエ「くるみ割り人形」だったので、嬉しさ倍増。
「Once Upon A December」ミュージカル『アナスタシア』より。(18:51ごろ)
初めて聞きました。
発表会にゲストで出演していただく山科諒馬先生が出演されていたミュージカル。見にいけなかったことを後悔。
記憶を無くした元皇女のお話。
角野さんが「何かが始まりそうでしたが、始まりませんでした」という言葉が印象的でした。
即興が一度止まってしまいました。
心臓の鼓動のような、「内部奏法」(コメント欄に寄せるファンのみなさんの秀逸なコメントのおかげで知りました)。
何かが始まりそうな時に感じるワクワクした鼓動のようにも感じました。2024年に何かが始まる予感。
「戦場のメリークリスマス」(32:18ごろ)今年、坂本龍一さんがお亡くなりになりました。格別な思いで聴きました。
レッスンでも星美和さんのクリスマスレッスンCDに入っていまして、最後のレッスンでかけさせていただきました。
心よりご冥福をお祈り致します。
「Happy Xmas (War Is Over)」(36:21ごろ)
ジョン・レノンとオノヨーコさん。とてつもないメッセージが込められたこの曲を、今日、角野さんの渾身の演奏で聴けて、感極まります。
戦争のない世界を想像していたい。このクリスマスという特別な時から。世界中の人々に安寧の気持ちがいきわたりますように。
「ムーン・リバー」(42:36)
大好きな曲。一人暮らしをしていた頃、ひっきりなしに聴いていました。オードリー・ヘプバーンも大好き。
NYで演奏される、ムーン・リバー。。。格別です
「アヴェ・マリア」(43:08ごろ)
パイプオルガンで聞くと、まるでそこは教会のよう。自然とひざまずきたくなります。
もし前世というものがあったとしたら、一度はヨーロッパに生まれ、愛する人と一緒にひざまづき神に祈った日があったに違いないと思いました。
「きよしこの夜」(45:22)
このライブの最後に、この曲。たまりません。
インスタにあがったこの曲をエンドレス再生してクリスマスカードを仕上げました。
美しい音色に、心から癒されます。
音楽の力は偉大。
この配信を1万人の人が集ったようです。すごすぎ。
このライブ配信をまた何度も聴いて癒されます。
音楽に神様が乗っかってギフトをくださった、そんな気持ちです。
20年間がんばってきたことを、何よりも自分の魂が喜んでいるような気もします。
ずっと、胸がじんじんして熱いです。
以上、八千代から現場は以上です。
こんな素敵なライブ配信を無料でしてくださって角野さんに心から感謝。
感性とフィーリングで演奏されていると言われていますが、相当な準備をされて臨んでいらっしゃると思います。
自分を抑え(クリスマスです!)誰かのために自分の時間を犠牲に。。。
これからも世界の角野としてますますのご活躍を心よりお祈り致します。
NYのクリスマスを楽しんでいただきたいです。
いつか八千代で演奏してくださることを夢見て。。。
好き1日を。
読んでいただきありがとうございました。