私(嘉本)は、若い頃は、「大人は子供の純朴さから勉強するべきだ」と思っていました。
「〜すべきだ」「〜してはいけない」と頭ごなしで、感性がないし、感性が弱まることばかり大人は言う、なんて思っていました。
しかし、大人になり、バレエスタジオを構えて大事なお子様をお預かりしていると、だんだんと「〜すべきだ」「〜してはいけない」、と声高に言うようになっていました。あららのら。反省。
純朴な子供にこそ、学ぶことがある。
今のベビークラスに、私の先生がいます。しかも、2人。
1人は、私が「次はこうしようね!」と問いかけると「はい!」と答えてくれます。
素直なお返事!
それが、「調子に乗ってお返事だけしている」のではないのです。ちゃんと話の内容を聞いて、理解して「はい!」と答えているんです。すごくないですか!?!?奥様。
そして、スピーディーに上手になってきています。ちゃんと心からのお返事をしてくれているので、家に帰ってそのことを練習してくれているようなんです。オーマイガッ!!
「素直が一番」と大事なことを教えてくれる、私の先生です。
もう1人は、勤勉さを教えてくれます。
お姉ちゃんのお迎えにくっついてくるベビークラスのお子様。
お姉ちゃんクラスのレッスンが終わって、誰も使っていないスタジオで、誰も「やりなさい」と言わないに、1人スキップを始めます。「もう帰るよ〜」と言われても「もう少し♪」と言って、ひたすらスキップをします。
それは、自分が調子に乗ってただ楽しく動きたい、と言う動機ではないのです。「私は踊りが上手になりたい。スキップの練習したい」なのです。ひたすら、無心でスキップをスタジオの中で何周もします。お姉ちゃんたちが着替え終わってちょっかい出したりすると、ちょっと嫌な顔をしたりして。。。
「勤勉さ、努力を惜しまないこと」を教えてくれる、私の先生です。
素晴らしいお子様に2人も出会ってしまった。その波動は、スタジオに静かな波を形成して伝わっていくに違いないです。
もちろん、私にも。感謝。
「素直に『はい』と言い」「ひたすら無心で努力する」。貴方に必要なことですよと、神様からのギフト。
でもですね、これはずっと師匠に言われていたことなんですよ!!師匠、本当にごめんなさい。改心します。
反省するものは救われるだろうか。
美しい輝いた魂に出会える幸せ。
生きてると良いことがあります!!
今日も良き1日を!!
読んでいただきありがとうございました。