2020年11月22日

手技の価値

先日、土井善晴先生のお料理の動画を見ていましたら「結果じゃなくて、作る過程が大事」とおっしゃっていました。
「美味しい料理であること(結果)よりも、「誰がどんな思いで作っているか。その作るということ自体(過程)」に価値があると。

その意味が一つ深く理解できそうなモノを見つけました。
「久留米絣」です。
1976年に重要無形文化財に指定されたそうです。
テレビで作る工程を特集されていたのですが、おったまげました。

手技TEWAZA「久留米絣」kurume pongee/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square

安かろう悪かろう、の真逆をいく手作業の数々。いやぁ、すごい!

この発狂しそうな工程を、昔の人たちは黙々とやられていたのだなぁと思います。
便利さを追求したばかりに、私たちは忍耐力を退化させてしまったのかもしれない。でも、仕方ない。。。

布一枚にかかっている「過程」を知っていなければ、価値はわからない。
そこに価値を見つけられるのは、日本人には出来る、と思いました。

お料理の世界だけでなく、無駄を省いてスピードを競ったりすることや、出来上がったモノの出不出来でなく、その過程を想像して、大事にする世の中に、このコロナを経てなるんじゃないかしら、と密かに思っているのでした。
数はあまり多くないけれど、自分の大好きなモノを愛着を持って長く使い続けるような生活。
壊れては捨て、壊れては捨て、という、モノをどんどんスピード良く作り、どんどん良いモノを作る、という価値観はそろそろ終焉を迎える気がします。なんだか、疲れてしまいましたよね。。。
レオタードもお安くて手軽なのはあるけど、あっという間に破けたり、肩紐が伸びたりします。でも昔に買った老舗のレオタードは、長持ち!15年近く経つけど着れているものもあります。ただのモノだけど、苦労を共にしたレオタードたちには、なんとも言えない愛着が湧くし、それを纏うと一種の安心感のようなものも生まれます。

久留米絣の製作過程に、すっかり驚嘆してしまった、というお話でした。藍色も大好きです。

今日も好き一日を!
読んで頂きありがとうございました!

posted by 嘉本京子 at 09:43| Comment(0) | 嘉本のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする