「教える」と一言に言えど、最近は本当に、奥が深いと言うかなんというか。
ただ「正論」を相手に提示しても、まだそれを理解できる段階でなかったり、自我が防護してただ反発にあったり。
しかし、「何をどう伝えるか」なんて、考えすぎてしまうと何も出来なくなってしまう。
さてさて、どうしたものか。
最近スタジオにコンテを教えてに来てくれている吉垣先生は、私の大学時代の同級生です。
吉垣先生の踊りは、本当に私は大好きでして。いつか発表会で皆さんに見ていただきたいと思っています。立っているだけで、場の空気を変えられる人なんです。楽しみにしていてくださいね!
類は友を呼ぶ、と言いますが、会うとつい「教える」というテーマで延々と話してしまいます。毎週金曜日は、あーでもない、こーでもないと、2人で話しています。お互いに教えている踊りのジャンルが違うのが良いのだと思います。細かなディテールに拘らずに話すことができるのが幸いです。
まー、大学の頃からこんなことしているのですね。同志、とでもいうのでしょうか。話が尽きないのでした。
先日は、「結局、言い続けるしかないよね」が結論でした。これから思春期を迎える息子に対して悩みが増えると思うのですが、子育てにも大事なことになってくると思いました。
自分の軸がずれずに、正しいと思うことをゆっくり丁寧に説明して、伝えるしかないと。たとえその時に理解ができなくても、後から「あの時あー言われたのは、こういうことだったのか!!!」と、頭の中に「!!!」を出してくれるに違いないです。
私の師匠から頂いた言葉も、たくさん記憶にあります。
言われた当時は「てやんでい!」と、反発しか感じなかったけど、今になって、十二分にその意味がわかります。師匠が何を私に伝えたかったのか、痛いほどわかります。その時に自分の痛さは半端ない。。。痛い、痛い。。。
それでいいんだなと。。。
「教える」「理解する」、「育てる」「成長する」には、とてつもない時間がかかるものなのだと、自分を通して痛感しています。
時間を恐るな!待つんだ、待つんだーーー!
もとい。じっくり「教える」ことについて考える時間が持てたのは本当に久しぶりです。1人で考えていては到達できないことですし、そもそも、つい忙しさにかまけて、自分を忙しくしてしまいます。たまには、じっくり思考の渦にどっぷりつかるのも悪くないですね。というか必要なんだなぁ。できれば鏡のように写しあって話せる人がいるとありがたい。。。いつも切磋琢磨して自分で答えを見つけようとしている友人がいることが、本当にありがたいと思いました。真面目人間、大集合〜!
学校で会う友達とは、いつしか話が合わなくて毎日が窮屈でした。アイドルの話とか、テレビの話とか、ファッションの話とか、本当についていけなくて。。。大学の友人と出会って、初めて、心から解放された気持ちになれたのを、つい昨日のように思い出します。私の財産でございます。自分に中心軸がある人たちばかりでした。自分の軸がぶれないようにするのが、本当に大変でしたよー。(楽しかったですけれど)
「先生」とは「いつまでも自ら勉強する人のことである」と聞いたことがあります。(誰の話だったか記憶が無い。汗。)
学ぶことを原動力にして、これからも邁進したいなと思います。
前進あるのみっ!
今日も好き1日を!
読んでいただきありがとうございました
